ご来訪ありがとうございます。愛媛司法書士法人です。
わたしたち司法書士は,弁護士や税理士のように,名前を聞けば,すぐにその仕事を理解していただけたり,社会の表舞台で華々しく活躍したりする職業ではありません。
しかし,実はみなさんの身の回りの生活の中にも,この司法書士が地味ながら堅実に活躍しています。たとえば,あなたがお持ちの権利証は,司法書士がお仕事をさせていただいた証かもしれませんし,多くの会社は,実は司法書士が設立していたりします。法務行政だけでなく司法の場でも,代理人としては現れてこない,訴状・答弁書の作成を通し本人訴訟を支援していったりと,身近な法務の一翼を担ってきたのが司法書士なのです。
その地道な仕事が認められ,現在は,それら事務手続きに加え,大きく2つの役割を担うことになりました。
一つが成年後見です。近年,高齢者福祉が,措置から契約へと大きく舵を切り,自己決定を尊重する社会へと向かい始めています。自分の最後は自分が決めていくというスタイルの中で,どうしても避けることができないのが,認知症などの問題です。自分のことを自分で決めようとしても,意思がはっきりしなくなってはどうしようもありません。これをサポートするのが後見です。
そしてもう一つが,新たに取得した簡易裁判所の代理業務を通して,多重債務者の救済なども手がけることになりました。今までも,裁判所に調停や破産を申し立てるといった手段で,高利の借り入れに悩む多重債務問題に関与してきましたが,現在は弁護士と同様,代理人として交渉し,取り立てをやめさせ,じっくりと生活再建のためのお手伝いをすることができるようになりました。
今後も,私たちは司法書士業務を通して,みなさんの生活や財産を守り,公平な社会の実現を目指す社会の一員として活動していきたいと考えます。